pcos 漢方薬

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)は、漢方で改善できるの?

 

PCOS

 

漢方薬といえば苦い、飲みにくい…などといったネガティヴワードが多いものです。

 

そのため、なんとなく西洋薬に比べて敬遠されやすいことが多いのです。

 

しかし漢方薬の良いところは、からだに負担をあまりかけず、体質改善をすることができる、ということです。

 

PCOSは、病気というよりも体質の問題という場合が多いので、漢方が有効な場合が多いのです。

 

そこで今回はPCOSという症状を、漢方を使って改善していった女性の体験談や…

 

そして漢方とPCOSの関係、メリットなどを説明していきます。

 

 

漢方による体質改善で、PCOSを克服して妊娠・出産した女性の物語

 

 

PCOSを抱えたまま、35歳で結婚して、今年で5年目…。

 

ついに、40歳を迎えてしまって焦り出している女性がいました。

 

彼女は、5年間のうちにホルモン療法や体外受精など、様々な治療法を受けてきました。

 

しかし、治療もむなしく妊娠まで至ることはありませんでした。

 

むしろ、排卵すらもなかなかうまくいかなかったのです。

 

年齢のこともあり、焦っているけれど、もうからだに鞭打つようなことはしたくない…

 

そんなときに出会ったのが、近所にできた漢方薬局でした。

 

ワラをもすがる思いで行った薬局では、漢方医が丁寧にPCOSのことについて説明してくれました。

 

何が原因でPCOSの症状が出ているのか、今まで全くわからなかった彼女でしたが…

 

お血というからだの血のめぐりがわるくなっている状態であることがわかって、納得がいきました。

 

PCOS

 

彼女は長年、冷えにも悩まされていたのです。

 

そこで、冷えを改善してホルモンバランスを整える漢方や排卵を促す漢方を処方してもらい、3ヶ月が経ちました。

 

なんと彼女がいつもの産婦人科に行くと、妊娠しているとのこと!

 

漢方で体質改善ができたことで、無事に彼女は排卵して自然妊娠することができたのです!

 

40歳という高齢で、こんなに早く結果が出たことに驚いていた彼女でしたが…

 

漢方を飲み始めてからは、冷えが改善してからだがポカポカ温かいと感じていました。

 

「これなら赤ちゃん、来てくれるかも!」

 

そんなふうに感じるようになっていたのも、事実です。

 

妊娠がわかっても、流産をしないように漢方を飲み続け、安定期で漢方薬局を卒業しました。

 

そして、無事に元気な赤ちゃんを出産することができたのです!

 

彼女は、あのとき漢方と出会っていなかったら、この子は抱けなかったといつも思い…

 

漢方薬局に、赤ちゃんの顔を見せに定期的に通っています。

 

 

漢方の世界から考えるPCOSとは?

 

 

まずは、漢方を扱う東洋医学から見たPCOSについて説明していきましょう。

 

PCOSは不妊の症状として一番多く、ホルモンバランスの乱れから排卵障害になるというものです。

 

PCOSは基本的には対処療法となり、西洋医学の力を使って…

 

ホルモン療法や体外受精などをおこなっていくケースが、現在ではメインになっています。

 

比べて東洋医学では、漢方を使ってからだの根本を治していくというスタンスです。

 

調子が悪いところだけ治すのではなく、少し長い目で見て体質を根本から変えて元気になり…

 

妊娠しやすいからだづくりをしていくのが東洋医学の考え方です。

 

東洋医学からみたPCOSは・・・

 

ストレスなど何らかの原因で、卵胞の周りが滞った古い血液で囲まれている状態(お血)になっていて・・・

 

そのことが原因で、卵胞がうまく育たなくなり排卵できないと考えられています。

 

このようなときには、漢方薬を使うことで、不安や緊張をほぐし血行も改善していきます。

 

カラダの血のめぐりが良くなれば、卵胞周りの”お血”も解消されて・・・

 

卵胞に新鮮な血液(栄養&酸素)が届き、成長促進&排卵しやすくなるというわけです。

 

 

PCOSに漢方を使うメリット

 

 

東洋医学、西洋医学はともに一長一短なので、それぞれの特徴をよく理解して、最適な治療を受けると良いですよね。

 

例えばからだへの負担を考えたら、西洋医学で使われている排卵誘発剤は、OHSS(卵巣過剰刺激症候群)などの副作用もあります。

 

早めに結果が出る分、からだには大きな負担がかかってしまうのです。

 

それに対して東洋医学での漢方薬はからだに優しく、副作用は西洋薬ほど頻度が高くありません。

 

自分に合った漢方を使うことで、早めに効果を感じることもできます。

 

PCOS

 

PCOSは一度症状が改善しても、完治となると、なかなか難しいのです。

 

なぜなら、東洋医学でいう「お血」の状態では…

 

全身の血のめぐりが悪いということで冷えなども同時に気になるという人が多いので、症状が再発しやすいのです。

 

しかし、「お血」を改善する漢方を使ったところ、冷えが良くなり、からだが以前と違っていると明らかに分かるという人がほとんどなのです。

 

それだけ、カラダの血行が大切だということですね。

 

もちろん、西洋医学と東洋医学の両方の良い部分を利用して、体質改善しつつ対処療法もするというやり方もあります。

 

医師と相談しながら、自分の体質と向き合いながら治療を進めていくのがベストだと思います。

 

 

PCOSに効果的な漢方とは?

 

 

それでは、PCOSによく処方される漢方薬を4種類、説明していきます。

 

PCOS

 

@大柴胡湯(ダイサイコトウ)

 

からだの炎症を鎮めて、機能を高める他、便秘にも効果のある漢方です。

 

ストレスなどに抵抗のつく、よい漢方薬で心の安定にもよく使われます。

 

PCOSの場合は、緊張して硬くなった卵巣機能を改善し、排卵を促す効果があります。

 

A桂枝茯苓丸(ケイシブクリョウガン)

 

血液のめぐりが悪くて、東洋医学で言うところの「お血」と呼ばれる状態…

 

このせいで月経に伴うトラブルが多くなったり、内分泌ホルモン異常がおこります。

 

これが、PCOSの原因にもなっています!

 

そのため、このホルモンバランスと内分泌系を整えて子宮を正常化させる漢方薬が、重宝されているのです。

 

B当帰四逆加呉茱萸生姜湯(トウキシギャクカゴシュユショウキョウトウ)

 

長い漢方名ですが、「当帰四逆湯」にからだを温める作用のある、2種類の漢方薬をプラスしています。

 

冷えによる様々な不調を、改善してくれる効果があります。

 

C温経湯(ウンケイトウ)

 

からだを温めてホルモンのバランスを整える効果があります。

 

血行を促進し、卵巣や子宮などの生殖器に十分な血液や酸素、栄養を与えたいときにはぴったりです。

 

不妊症の改善漢方薬としては、メジャーなものになります。

 

PCOS

 

まとめ

 

 

PCOSを東洋医学からの視点で、今回はお話ししてきましたが、いかがでしたか?

 

西洋薬は対処療法、漢方薬は体質改善と目的も全く違うということがわかりました。

 

実は漢方は、普通の薬局と漢方薬局で出されたものでは全く違います。

 

コーヒーだって、インスタントコーヒーと喫茶店で丁寧に淹れてもらったものは、味が全く違いますよね。

 

これと同じように、漢方薬局でないとつくれない煎じ薬ができるというわけです。

 

効果も全く違うので、ぜひ漢方を飲んでみたいという場合は、漢方を専門に扱う薬局を探して相談してみてください。

 

PCOSの知識ある漢方医が、丁寧に説明してくれますよ!